オンラインマニュアル（品目取込）

品目取込機能は、部品・製品マスタへの品目の新規取込みとデータ更新をＥｘｃｅｌシートを利用して一括操作できる機能です。

※部品・製品マスタ画面にて、ファイルメニューからＥｘｃｅｌシートを利用した新規取込みも可能ですが、品目取込では、データ更新や品番の自動採番にも対応し、Ｅｘｃｅｌシートのフォーマットも柔軟に変更できるなど、利便性が向上した機能です。

１．画面機能説明

１）テンプレートファイル
　　テンプレートファイルのダウンロード
２）バージョン名称
　　取込時に登録されるバージョン名称
３）重複品目をスキップ
　　取り込んだＥｘｃｅｌシート内に重複品目があった場合の取込処理の挙動を指定します
　※以下のポイントも参照
４）ファイル取込
　　取込用Ｅｘｃｅｌファイルの読み込み
５）品目登録モード（新規登録）
６）品目登録モード（洗い替え）
７）登録
８）エラー位置
　　エラーが発生した際のＥｘｃｅｌシート内のセル位置が表示されます。
９）エラー内容

ポイント：重複品目のスキップについて

ファイル取込を実施したＥｘｃｅｌファイルについて、重複データがある場合に、登録エラーにするかしないかを指定します。
右図は品目取込のＥｘｃｅｌテンプレートシートです。ここには、「製番：*」「品番：ＴＰ－０００」の品目が２つ重複して記入されています。

■チェックボックスがＯＮの場合

１）赤枠データの重複をスキップするため、下のデータについては登録が実施されず、上のデータ（「製番：＊」「品番：ＴＰ－０００」「品名：電気ヒータ（Ｅタイプ）」がＣｅｌｂに取り込まれます。

■チェックボックスがＯＦＦの場合

２）同じ「製番」「品番」の組み合わせは重複エラーになるため、Ｃｅｌｂでの登録時に登録エラーが発生し、メッセージが表示されます。

２．品目取込機能でできること

３．テンプレートファイルをダウンロードする

１）メニュー画面から「品目取込」をダブルクリックします。

２）「テンプレートファイル」ボタンを押します。

３）画面の指示に従い、保存先フォルダを指定します。

４）確認画面で「はい」ボタンを押します。

５）テンプレートＥｘｃｅｌファイルが開きます。

６）ダウンロード完了です。

４．取込み用のＥｘｃｅｌシートを準備する

４-１．テンプレートＥｘｃｅｌシートを編集する

＜空白セルにご注意ください＞
部品・製品マスタの情報更新（品目取込機能／洗い替えモード）を行う際、空白のセルは、空白で上書き更新されますので、充分にご注意ください。

１）製番、品番、品目名称は必須項目です。
※ただし、自動採番を利用する場合は、品番は空欄にし、採番IDを記載します。

２）自動採番の利用は、採番IDを指定します。
・採番IDが記入された行のみが採番対象になります。
・自動採番は品番のみに対応しています。
・自動採番を利用する場合は、予め「採番管理」画面で採番IDを登録しておく必要があります。

３）製番を利用しない場合、製番に＊を記入します。
・製番を利用する場合は、予め「製番管理」画面で製番を登録しておく必要があります。

４）以下は、Celb標準のコードを指定する項目です。
・コード以外を記入するとエラーになります。

＜品目種類区分＞
PC001 : 製品、PC002：半製品、PC003 : 部品、PC004 : 原材料、PC005 : 副資材、PC006 : その他
＜手配方式区分＞
PC001 : 仕込み手配、PC002 : 受注紐付き手配
＜保守内容区分＞
PC001 : 消耗品、PC002 : 定期交換品、PC003 : その他
＜対応期間単位区分＞
PC001 : 日、PC002 : 週、PC003 : 月、PC004 : 年、PC100 : 故障時、PC200：適時
＜手配状況区分＞
PC001 : 未着手、PC002 : 仕入先選定中、PC003 : 見積回答待ち、PC004 : 再見積中、PC005 : 発注指示待ち、PC006 : 発注済み、PC007 : その他、PC008 : 手配不要、PC009 : 完了

４-２．独自のＥｘｃｅｌシートを準備する

ここでは、独自のＥｘｃｅｌシートを準備する場合の注意事項や主な仕様について解説します。

＜ご注意ください＞
独自にご用意されたＥｘｃｅｌシートでは、セルの形式や値、計算式（対応していません）などの影響により、ファイルが正しく読み込めない場合があります。取込時にエラー等が発生した場合、記入内容をCelb標準テンプレートＥｘｃｅｌへコピーしてお試しください。
独自Ｅｘｃｅｌシートのエラー解析等は、承れませんので、予めご了承ください。

１）ｘｌｓｘ形式のＥｘｃｅｌシートをご用意ください。

２）１行目に、部品・製品マスタのラベル名称を記入してください。２行目以降が取込み対象です。

３）必須項目や各属性の記入ルールは、「４-１. テンプレートＥｘｃｅｌシートを編集する」を参照してください。こちら→

４）ラベル名称が一致しない列は、取込みが行われません。

５）自動採番を利用する場合は「採番ＩＤ」列を作成し、必要な採番ＩＤを記入してください。

６）ラベルの順番は、順不同に対応しています。

７）複数のシートが存在している場合、先頭のシートのみが取込み対象となります。シート名称は任意です。

８）一度に登録できる件数は、２,０００件までです。

５．品目データの取込み

＜ご注意ください＞
品目取込みを実行した後、データを元に戻すことはできません。予めデータをバックアップするなど、お客様ご自身で充分な準備をお願いいたします。
※品目情報は、部品・製品マスタ画面ですべての品目を検索表示し、ファイルメニューからＥｘｃｅｌシート等へ一括出力できます。

１）メニュー画面から「品目取込」をダブルクリックします。

２）バージョン名称を指定します。
※初期値で登録日時情報が表示されます。必要に応じで変更します。

３）「ファイル取込」ボタンを押します。

４）画面の指示に従い、用意した取込み用のＥｘｃｅｌファイルを選択します。

５）取込みが完了すると情報画面が表示されます。「ＯＫ」ボタンを押します。

６）「品目登録モード」を選択します。

＜空白セルにご注意ください＞
「洗い替え」モードを行う際、取込用Ｅｘｃｅｌシート内の空白のセルは、空白で上書き更新されますので、充分にご注意ください。

７）「登録」ボタンを押します。

８）登録処理の確認画面で「はい」ボタンを押します。

＜ポイント＞
大量なデータを登録すると、処理完了まで数分かかる場合があります。その場合、処理が完了するまで、部品・製品マスタにデータが反映されません。処理完了は、システムログ画面（管理者のみが利用可能）で確認できます。

以上で、登録操作は完了です。

以下は、必要に応じてご利用ください。

９）登録完了を確認します。

メニュー画面から「システムログ」を確認します。
※システムログは、管理者権限のユーザーのみメニュー画面に表示されます。

10）「検索」ボタンを押します。

11）品目取込のログが表示されます。

ログは、右例のように表示され、取込処理が行われた品目数が確認できます。

＜ポイント＞
右例は６行目が「処理開始」、１行目が「処理終了」を示しています。この２行のログをご確認ください。
品目取込機能では、最大２,０００件のデータを一括登録できます。その場合、処理完了までに数分かかる場合があります。

＜参考：取込んだ品目データを確認する＞

取込み完了後、「バージョン管理」画面を確認すると、品目取込機能で取込んだデータのチェックイン情報が確認できます。

これらデータの品番を①すべてコピーし、「部品・製品マスタ」の②品番入力セルに貼付して③検索することで、取込んだ品目データを一括検索・確認することができます。

６．取込みエラーについて

＜ファイル取込ボタンでのエラー＞
Ｅｘｃｅｌファイルの書式（Ｃｅｌｂの各属性と形式が一致しないセル：単価などの数値属性にテキストデータを入れるなど）はファイル取込時にエラーが検出されます。
※複数のエラーを同時に検出することはできません。

＜登録ボタンでのエラー＞
品番重複や指定の品番・製番・採番ＩＤが見つからないなどのＣｅｌｂ内での不整合に関連する問題は、登録時にエラーが検出されます。
※すべてのエラーを同時に検出できます。

右例は、登録ボタンでのエラーの例です。
※エラーが発生している際は、正常なデータも含め、すべてのデータは登録・更新されません。

＜エラー位置＞
Ｅｘｃｅｌシート内の対象行番号と列名（ラベル名称）が表示されます。

＜エラー内容＞
各エラーの内容が確認できます。